道路標示の誕生 北海道における道路標示の歴史 道路標示の種類と変遷(2) 路面標示の歴史
道路標示の種類と変遷(1)

 区画線の種類を大別すると、ペイント式、溶着式、貼付式の三つにわけることができる。
ペイント式は塗膜主要素として、合成樹脂(ビニール系、アルキッド系、または混合系)、また副要素として硬化剤、乾燥剤を用いこれに顔料を加え、十分に練り合わせたものを使用する。
施工法としては、塗料を常温で塗着する常温型と、塗料を加熱して粘度を下げて噴射塗着する加熱型とがある。

溶着式は本質材、反射材、顔料から成る固体成分と、合成樹脂から成る結合材を調合加熱し路面に塗着させるもので、速乾性と耐久性が大である。
貼付式は合成ゴム、または合成樹脂からなる結合材に顔料を加えたシートを接着剤で圧着するものである。
昭和40年代 昭和40年中頃
コンプレッサーを牽引し左右の車両の間でスプレー ペイントハンドマーカー(手押し式)

 北海道では、初期のころは専用のペイントマーカー、ローラ、刷毛によって塗装されたが、乾燥に時間がかかり、セフティコーンを使っての養生に大変苦労した。
昭和35~36年ころになると溶着式路面標示が開発され、さらに貼付式(シート)が登場してきた。

シート式のものは、昭和36年(1961)に北海道において北海道警察本部が横断歩道の停止線、両側線に使用したのが始まりである。その後国道の中心線にも使用されたが、耐久性はよかったが、接着性に難点があり、剥離現象が見られたため使用箇所が限定されるようになってきた。また、溶着式のものは、ペイントに比べて速乾性と耐久性が大きいことから全国的に普及してきた。

北海道における道路標示の歴史
道路標示の種類と変遷(2)